ネット○○派 part265 ホメオパシーばかり目の敵にすることのアホくささ

WEBRONZAも別の意味でなんだかなと思ったのは、久保田裕さんの記事を削除しちゃったからなんだよね。次の記事で引用したものは、今見られなくなってるはずだと思う。
じゃ、おたくら久保田裕の意見についてどう思うとるんだ - 今日の雑談


こういうことやってるから、Twitterで編集部でどういう説明しようが、僕は留保付きで読んでる。どういう経緯で削除に至ったのか知らないけどね(少なくとも久保田さんが削除を認める必要があるんだろうと思うんだけど)。


というよりも、何であの記事が削除されたのかを突っ込まないところを見ると、ホントに久保田さんの記事を誰も読んでなかったんだね。つまり、久保田さんのは削除したのに対応の差の違いはなんだというツッコミは可能なんですよ。もっといえば、久保田さんのスタンスの変化についてももっと説明を求めることは可能で、シレッと「批判的総括」とか言われたらたまったもんじゃない。


あと、個人的に去年のホメオパシー記事に対する反応を見てて思うのは、朝日が漢方や鍼を好意的に取り上げたって文句言わないのに、ホメオパシーの記事には文句を言うって、立派なダブルスタンダードなので、はぁ?と。疑似科学批判的には、朝日新聞のような大新聞が漢方や鍼に好意的であっていいわけがないと主張しなきゃウソです。信者を増やさないことが大事ってんなら、東洋医学の信者を増やさないことも大事なんじゃないのかい。あほくささが極まってるんだけど、ニセ科学批判サイドも、たぶんWEBRONZAの中の人もここんところが分かってないよね。


ホメオパシーだけを目の敵にすることのアホくささが分からんのだから。この辺りがネット右翼の特亜・創価呼ばわりとかリフレ派の日銀陰謀論財務官僚悪玉論と全く同じ思考回路なんで、ニセ科学批判がネット○○派だという所以ですよ。

(追記)
あ、、、待てよ。「とにかく金融緩和しろ」「俺たちの言うとおりにリフレしろ」と自分たちの要求を突き付けるばかりなあたりは、リフレ派もニセ科学批判も似たようなことやってるね。


そんで最後は「俺たちの言ってることが分からない奴らはバカ」「支持しない奴らはアホ」でたいがい終わる。。。まあ、ニセ科学批判のほうはもっと上品な人が多い感じがするけどね。教養が邪魔するから、リフレ派ほどあからさまにできない。でも、そういう感覚でないと、ああいうものいいとかポジション取りとかできないんだよね。たとえば「周回遅れ」とか簡単に言っちゃうのってそういう意識の表れのひとつでしょうな。


「本当のこと正しいことを知っている自分たち!」「間違いは認められない!」「人が死ぬ!」。。。はいはい。経済学の使徒も自然科学の使徒も、お疲れ様なことです。


ネット右翼の場合、当人たちの筋書きとしては「騙されていた僕たちは真実に目覚めた!」「真実を知っている!」というのが、ある種の選民意識・特権意識になっていると思うんだけど、リフレ派とかニセ科学批判の、、、つまり「シノドス系」はようするに「賢い僕たち」がそういう意識を保証していると、やっぱりもうはっきり書いちゃってもいいのかねえ。。。orz。。。