ネット○○派 part241 陰謀論風物語さえ共有していれば・・・

http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20110402/p1

リフレ派(ネットリフレ派)自体がとっくに原発陰謀論者と一体化してますよね。陰謀論は言い過ぎでもとにかく闇雲に原発関係者を責める人たちと同じになってきている。

皆が皆ではないんでしょうけど、リフレ派の「日銀陰謀論」「官僚叩き」と、「原子力ロビー陰謀論」が一体化しつつある傾向それ自体は、否定しにくいだろうと思います。発想はどちらもおなじですからね。


結局、そういうものの見方しかできないというか好きというか、体質にあっている人というのがいるものらしくて、、、ようははまっちゃうんですよね。


個人的には、この「陰謀論好き体質」がネット○○派形成の大きなポイントではないかと考えています。最後はその人の性格の問題にしかならないんだと思う。教養とか思考力とか、関係ない。
論理性より性格の問題 - 今日の雑談


というのも、政治的なウヨサヨ論議にしろ、リフレ派にしろ、ある現象や出来事の後ろにかならず何か強大な力を想定しておくことが非常に多い。○○反対運動でも、創価学会がとか部落解放同盟がとか、日本ユニセフがとかあやしいPTA団体がとか、その手のことを決まって言い出す。


ニセ科学批判ですら、ニセ科学の影響や江本某がとか寅子がとか、過大に評価したうえで、それで騒いでる。あるいは、過大に評価するからこそ「自分たちは正しい」信念をますます強く持たねばならない、みたいなことになる。リフレ派もそうで、日銀や官僚について過大に評価した悪を設定しておいて、それで自分たちを正当化する。


この手の陰謀論思考は、普通はついていけなくなるものだと思うんです。日銀が問題だというのはそうかもしれないとしても、なにがなんでも日銀が悪いとなると「そうかぁ???」となるもの。なんでもかんでも「特亜」「マスゴミ」に結び付けて説明されたら、そりゃあ誰だって引いてしまうのと同じで。


しかし、そういう、普通はついていけない議論についていける人たちが、まさにネット○○派なんであって、陰謀論に彩られた物語を共有するグループだということで、大体言えてしまうのではないかと思います。


で、同じ物語が共有されないとつまはじきにあう。今のbewaadさんがその典型で、「日銀陰謀論」と「官僚叩き」の文脈と物語を共有しないので、「bewaadはリフレ派ではない」とリフレ派からつまはじきにあっている。というか、bewaadさんはいないことになってる。


こんなの、「教養」も「読解力」も「思考力」も関係がない。そういうこととは関係なく、ネット右翼みたいなことをしてしまうんだということにしかならない。


ところが、にもかかわらず、実際は「教養」も「読解力」も「思考力」も自分にはあると信じている人たちはそう思わず、自分(たち)がネット右翼化することはない、あれとは違うと思い込んでるので、もうどうにもならないことに。