ネット○○派 part168 擬似科学批判とはなんなのか

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処方せんなしで手軽に買えるレメディには健康保険は利かない。一方、ホメオパスによる診察・薬には保険が適用される場合がある。スイス滞在者・在住者全員が加入する「基本保険」(国民健康保険制度はなく、民間会社から自分で選んで加入する)に加えて、自由に加入する「補助保険」をかけていれば負担料はゼロだ。以前は「基本保険」だけでも適用されていたが、政府は2006年以降から適用外にした。その後、昨年5月の国民投票の「代替療法に関しても法律に明記すべき」という結果を受けて、政府はホメオパシー療法に再び基本保険の適用を認めるべきかどうかを、年末を目処に検討中だ。

ようはこれだけ根付いてるって話。つまり、日本で言うなら漢方とか鍼の類。

筆者自身も、ホメオパシーの効果は実感として分かる。

例によって個人的経験から。。。

 ところで、ホメオパシー薬を服用するのは人だけではない。スイスでは、動物の病気の治療にも有効だからと、ホメオパシー療法を実践する獣医がいる。しかも人気は高まっている。

・・・動物にホメオパシーを使うのは聞いたことがあるけど、人気は高まっているってこれ、ほんまか???

西洋医学は完全ではない。代替医療も「針や漢方薬は私には効かない」など完璧でないことは経験として多くの人が知っているだろう。ホメオパシー療法が普及しているからこそ、この国ではマスコミでの報道も多いし、書籍などの情報も多い。「ホメオパシーは西洋薬と併用できる」ということを理解し、水のようなホメオパシー薬で治ればそれに越したことはない、という人がスイスには多いと思われる。


 ホメオパシー薬は偽薬かもしれない。しかし、もしもスイスでもホメオパシー療法による死亡事故があったとしても、自己責任で服用する人は急激には減らない気がする。

だとさ。


つまり、ヨーロッパでアンチ・ホメオパシーやってる人たちってこういう現実と闘ってるわけ。


だから、これを日本でやるならそのままホメオパシー叩いても仕方がないのであって、漢方や鍼を叩いてこその擬似科学批判、懐疑主義者だっていえる。通常医療の医者が経験に頼って漢方薬を処方する現実のおかしさを、ニセ科学批判が指摘しないって本当におかしいんだ。なのに、ニセ科学批判の第一人者や医者が漢方はかまわないと公言する始末。このおかしさをニセ科学批判内部で誰も問題視しない。


ホメオパシー消費者問題としてとりあげるのは、擬似科学批判でも懐疑主義でもないんだよ。